お嬢さん 「僕を拾ってくれませんか?」

から始まる恋愛小説。イケメンで料理が得意な

樹を拾ってしまうが、植物オタクで二人で雑草

を取りに「狩り」に出かけていくうちに二人の

距離も縮まっていく。なんともこの「狩り」と

その後の料理の描写がとてもおだやかで植物に

興味のない人ですら引き込まれていく。読後は

しばらく散歩中に雑草をみては、これ食べられる

?と思ったものだ。有川さんの作品は、いつも

読後感が爽やかで心地いい。