恋愛小説は正直あまり読まないが、宮本輝の作品が

好きで数多くの作品を読んできてやはり避けては

ならない本ということで読みました。

昭和の香りのするなんだかどこか懐かしく情緒が

感じられる作品。内容は元夫妻が、偶然の再会から

手紙のやり取りを通じて、改めてお互いを理解

していく。今時ではないが、昭和の大人には

なぜか「キュン」とくる。やはり男は馬鹿で弱く、

女は強いということなのかと再確認してしまう

作品でもあった。