幕末に最後まで官軍に抵抗した長岡藩家老河合

継之助を描いた作品。その生きざまは日本に

おける最後の武士ともいえるだろう。

この時代に独立国という理想を目指し、自らの

信念に基づいての行動は賛否はあるものの

多くの人の心を揺さぶり、人生を考えるうえで

とても大切なものを学んだ作品となりました。

自分の志を貫いて死んでいく、

それはとても幸せなことなのかもしれない。

司馬遼太郎は、「峠」で「侍とは何か」という

ことを書いてみたかった。

そしてそれは間違っていなかったとも述べている。