誰の人生にも温かな光をともす青春小説の金字塔。

真っ直ぐで誠実な世之介が多くの人を魅了して

いく。その後世之介は事故で世を去るのだが、

最後の母親からの手紙にはじんわりとさせられる。

若者もぜひ読んで欲しいが、おじさんも青春時代

を思い出す、とてもさわやかな気分になる一冊。